「柱」と「扉」をつなぐ蝶番。 蝶番をつくる事で生まれる「ヒト・モノ・コト」とのつながり。 様々な事をつないでくれる蝶番に想いを込め綴る【一軸入魂ブログ】
一軸入魂ブログ 外へ出てつながる
2025/11/26
前回投稿より、ずいぶんと時間が空いてしまいました。
けして立ち止まっいたわけではなく、前回の投稿の9/3~5のGIFTショーに続き、9/26~28は「GOOD LIFEフェア」(東京ビッグサイト)、10/18・19は「クラフトフェア・ツギノテ」(富山県高岡市)、11/15・16には「FIELD STYLE EXPO 2025」(愛知県国際展示場スカイエキスポ)に出展させて頂きました。
GIFTショー出展までの事は前回のブログで記した通りですが、以後の出展も色々な偶然がつながり生まれた縁によるものです。
年の初めには想像していなかった経験をいくつもさせて頂き、大いに刺激を受け未来に向け決意を新たにした3ヶ月でした。
静岡の伊豆にちょっと変わった蝶番屋が有る事を多くの方に知って頂けたのではと思います。
一番の目的はBtoBの蝶番製造の認知拡大ですので、まだまだ頑張って行かなければなりません。
「伊藤さんは外の世界を知らなさすぎる、とにかく一度展示会に出てみてください」
3年前に有る方から言われた言葉です。
昨年までは「展示会を見に行く場所」だった東京ビッグサイト、そこで「見せる・伝える側」として初めて参加したギフトショー、見る側では分からなかった事や見せ方や伝え方を大いに学ぶ機会となりました。
共同出展の仲間に入れて頂いた町工場プロダクツの皆さんには大変温かく迎えて頂き、搬入から搬出まで大変お世話になりました。
そこに立つのはゴールではなく、次に繋げる為にもまだまだ課題が沢山ある事も痛感しました。
続いて出展した「GOOD LIFEフェア」も、静岡県商工会連合会の共同出展。
蝶番マニアグッズやTunagaR名刺入れの取り組みを始め、販路開拓の相談を地元商工会に相談を行った際、今年から幅広い業種が対象の展示会の共同出展が有ると聞き直ぐに応募。
製造業では唯一選ばれたのですが、自社製品のグッズ化や地域とのつながりを意識した取り組みが評価され選ばれたのかもしれません。
BtoCの取組を始めた弊社としては一般消費者に近い展示会と言う事で、BtoBとはまた違った意味で認知を広げる難しさを感じました。
東京ビッグサイトの展示会に1か月の間に2度もの出展で、大規模な会場での展示会出展の経験を積む事ができましたが、自社商品も取組としてもまだまだなのだと痛感。
自社商品販売で実績を上げている企業の取り組みに直接触れ大きな刺激になりましたが、皆さんが共通しておっしゃるのは「諦めず地道に続ける事しかない」でした。
10月18日と19日には、仏具など伝統工芸分野のものづくりがとても盛んな富山県の高岡で行われた「クラフトフェア・ツギノテ」へ、ギフトショー出展と同じ町プロタウンの一員として共同出展。
ギフトショーで一緒に出展した高岡にある中村製作所さんの声かけで町プロキャラバンと銘打って出展する事になり、他社や他の地域の取り組みを学ぶ機会にもなると思い参加。
ブースでの販売と交流はもちろんイベント外でも出展者との交流の機会があり、工場を数社案内して頂いただけでなく、富山県総合デザインセンターの担当者ともつないで頂き県の取り組みについても直接お話を伺いました。
伝統を守りつつも新しい分野へ挑戦する特に若い世代の経営者の皆さんの姿勢に、可能性は自ら広げるものなのだと学びました。
11月15日・16日は、アウトドア系では日本最大の展示会「FIELD STYLE」に出展。
大同生命さんの運営する経営者のコミュニティー「どうだい?」のブースでの共同出展でしが、今年起こった様々な事がつながったお陰での出展でした。
(出展までの経緯を話すととても長くなる今年一番の奇跡)
ギフトショー直前に聴いたどうだい?のオンラインのセミナーの中で、どうだい?として毎回出展しているFIELD STYLEのブースに共同出展の枠が有り募集する旨を知り、真鍮と鹿革の名刺入れでもしかしたらいけるかもかも!?とダメモトで申込方法や時期等をメールで問い合わせした所、オンラインで「面談」が行われることに。
面談でふるいにかけられるのだろうなとドキドキしながら挑んだところ、既に出展の方向で話が進んでいる事が分かり戸惑い驚きましたが、今年出会った沢山の方のお陰で出展につながった事は間違いありません。
会場のスカイエキスポは一度展示会を見に来たことが有りますが、ビッグサイト同様いざ出展側になると分からない事だらけ。
一緒に出展する他の事業者さんは既に様々な実績を上げてらっしゃる方ばかりで、最後までうちみたいなぽっと出の町工場が本当に出展できるのか半信半疑でしたが(本当に)、大同生命さんをはじめどうだい?ブースの皆さんのお陰で二日間の展示を無事終える事ができました。
初日の朝には、名古屋のTV局の朝の番組の生中継にも出演させて頂く事になったりと、出展すら奇跡なのに更に信じられない様な事まで重なりました。
(TVを見て名刺入れを購入しに来てくださった方も)
名刺入れを一緒に作っている猟師&革職人の松本天太君にも一緒に行ってくれたのは心強かったです。
販売する商品の製作は勿論、出発前の展示品の準備から一緒に行ってくれ、搬入から搬出までの3日間を共にしてくれました。
松本君がいなければTunagaR名刺入れも存在せず、FIELD STYLE出展も無かったですね。
9月で伊豆市での地域おこし協力隊としての3年の任期を終え、そのまま伊豆市に残り活動を続ける松本君。
TunagaR名刺入れの取組だけでなく、これからも一緒に地域の為に活動できるよう応援していきます。
今年も残す所あとひと月となりました。
自社や製品の伝え方や見せ方に悩む中、ちょうど1年前にこのままでは何も変わらないと、蝶番マニアグッズの企画をスタート。
2月、ここしかないと決め出展を目指した展示会に落選し落ち込んでいた時に導かれる様に出会った、町工場プロダクツの皆さん。
もう後がないと、展示する商品もないまま出展を決めたギフトショー。
不安と焦りの中で参加した伊豆市のふるさと納税の勉強会で偶然再会した猟師で革職人の松本天太君のお陰で誕生した、蝶番と地域の資源をつないでできたTunagaR名刺入れ。
そして。
全てのつながりから生まれた、想像もしていなかった中部国際空港隣接の愛知スカイエキスポでのFIELD STYLEへの出展。
ずっと見に行く側だった展示会に出展したことで、見えた新しい景色。
伊藤金属総業は、出会った沢山の方のお陰で未来に向かう滑走路に立つことがでしました。
まだ見ぬ未来の景色に出会うためにここから離陸するには、自らの足で全力で向かい風に向かって走り翼に風を当て自ら揚力を生まなければなりません。
いつかつながる。
きっとつながる。
ここからが勝負です!









