一軸入魂ブログ 物語でつながる③
2026/06/17
3代目現社長(私です)は、祖父が亡くななる4か月前に生まれました。
亡くなった時祖父は60歳、2台目の父が26歳の時でした。
父曰く、経営に関する事は何も教えられず突然社長になり、まだ高校生だった妹などの兄弟や曽祖父母・祖母、そして母と私たち家族を養うために、とにかく必死だったそうです。
昭和生まれの私の世代は、まだ、生まれた時から家業を継ぐのが自然な成り行きという感じという時代でしたが、特に父には家業を継ぐ事を求められることは有りませんでした。
地元の工業高校の機械科に進学しますが、家業を継ぐ事を強く意識はしておらず、学力的にも選択肢がその高校だった、そんな感じでした。
工作機械も数値制御が広がり始め、高校の授業でも機械プログラミングを行う様になり、情報処理に興味を持ち東京の専門学校に進学。
2年間、プログラミング等情報処理について学びました。
地元伊豆で就職先を探すも、中々見つからず困っていたさなか、得意先からうちで勉強しないかと声がかかります。
「好きな事をやってこい」
東京進学の際の父の言葉を思い出し、進学が無駄になる事を悩みながらも、いずれ家業へ進む事になる道を選びました。
世の中はバブルが崩壊し、後に失った三十年と呼ばれる時代が始まった頃でしたが、社会人として多くの事を学びました。
6年間の修行の後に、修善寺に帰り家業に入って今年でちょうど30年。
経営者となり5年。
生まれた時から工場が身近にあり、工場で働いていた家族や社員さん達の姿を思い出し
経営理念に掲げる
「幸場」
と言う言葉が生まれました。
けして言葉遊びではないこの
「幸場」
をつくり次代につなげるのが、3代目の私の役目だと思っています。