一軸入魂ブログ お問い合わせからつながる
2025/06/15
HPがきっかけでの頂いたお問い合わせ・相談から製作した製品例を紹介します。
『既存製品の製造方法と仕様が変わり使用できなくなったので、製作して欲しい』
市販カタログ品を購入し自社で追加工して使用していたそうですが、メーカーの製品仕様と製造方法の変更により従来品と同じように加工・使用する事ができなくなったので、代替品を製作できないかとの相談でした。
使用できなくなった原因を伺ったところ、弊社の製作方法で有れば問題なく対応できましたので、穴明けや切断や曲げ加工などお客様で行っていた加工まで含めて、弊社にて製作させて頂きました。
品名:鉄リーフヒンジ・穴付き・両端カシメ
金型製作:無し
材質・寸法:SPCC t3.2 SWRM φ4
処理:3価クロメート処理
製作数量:100個
『蝶番が古くなり動作や外観に問題が有るので新調・交換したい』
現在使用されている蝶番をお借りし、金型を製作して製造された何れかのメーカー製だったので同等品を探しましたが古い蝶番の為見つからず、新規製作を提案。
弊社にて図面を作成し仕様の確認を行って頂いた上で、製作開始。
サンプルは鉄の古美銅メッキでしたが、水回りでの使用との事で材質をSUSに変更を提案、お客様で取付側に合わせ蝶番を塗装をする為表面処理は行わず生地にて製作しました。
品名:SUS片立ち上がり蝶番
金型製作:無し
材質・寸法:SUS304(2B) t1.2 φ2.5
処理:無し
金型:製作無し
数量:10個
弊社への蝶番に関する相談内容は以下の様なものが有ります。
・ユーザー様設計品の新規製作
・既存品では・寸法・形状が合わないので新規で製作を検討したい
・既存品の材質を変更したい
・生産中止になり代替品を探している
・製造方法が代わり使用できなくなり代替品を探している
・ロットごとの品質のバラつきがあり困っている
・蝶番メーカー以外で製作した蝶番が蝶番として機能しない
・使用中の蝶番が使えなくなり交換したい
・安価な外国製で製品価値を下げたくない
最近は、廃業や製造先変更による供給や品質への影響と、品質のバラつきの相談が多い印象です。
蝶番メーカーでない工場で作られた蝶番の、不具合の解消の相談も有ります。
(弊社の蝶番の製造方法なら起こらない不具合でした)
蝶番の各部品は図面通りに加工できても、機能させるには図面には表れてこない加工や品質のノウハウが必要です。
(どのモノづくりにも言える事ですが)
そのノウハウが盛り込まれていない為に工程が少ないので安価なのですが、結果的に高い買い物になる事になる事も有ります。
色々なところで言われるのが
「蝶番を作っている工場が有る事を知らなかった!」
「蝶番を作っている人と初めて会った!」
「直接相談できるんですね!」
等などと、まだまだ認知不足を痛感してます。。
伊藤金属の存在を知って頂き、蝶番で困っているお客様の課題の解決につながればと思います。
蝶番の製作に関する相談だけでなく、蝶番全般についてわからない事などなんでもお気軽にお問い合わせください。
ユーザー様に出向いての直接のお打ち合わせも対応可能です。
「ちょうつがいしかつくらない」とは言った覚えは有りませんが、蝶番つくるのは割と得意です!